幕末の時代を追体験できる良作オープンワールドアクションRPG

以前の記事でも書きましたが、私は仁王2を286 時間プレイする位ハマりました。ライズオブローニンは仁王シリーズと同じ製作チームのゲームで、PC版が3月11日に発売されたので早速プレイしました。
ストーリーをクリアした時点でのプレイ時間は45時間でした。
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目次
良かったところ
戦闘が楽しい

本作はチームNINJAが制作しており、武器や流派の切り替え、パリィシステム、奇襲攻撃、遠距離武器など、多彩な戦闘要素があるため、最後まで飽きずに楽しめました。
近距離武器と遠距離武器を2個ずつ装備でき、近距離武器には3つの流派をセット可能。戦闘中に武器や流派を切り替えることで、戦略的な戦い方ができます。
「石火」というパリィシステムがあり、敵の攻撃に合わせて成功させると、爽快な効果音と共に相手の体勢を崩し、大ダメージを与える追い打ちが可能です。
雑魚敵戦では、背後や上空からの奇襲攻撃で一撃で倒せ、連続撃破も狙える。屋根に登りやすく、草むらも多いため、ステルス戦法が有効です。
鉄砲や弓の遠距離武器も強力で、ヘッドショットならほぼ一撃で敵を倒せるため、奇襲が難しい状況でも戦闘を有利に進められます。
様々な戦闘スタイルがあり、最後まで飽きずに遊べます。
探索が飽きないように工夫されている

オープンワールドのゲームは広さだけが強調されることも多いですが、本作は適度なマップの広さと収集要素、快適な移動手段があり、探索が楽しめるようになっています。
マップの広さがちょうどよく、宝箱の収集、猫探し、写真撮影などの要素がバランスよく配置されています。移動手段が充実しており、徒歩だけでなく馬や滑空装置、ファストトラベルが利用可能です。
各エリアの収集率をマップから確認できるため、探索のモチベーションが維持しやすい。適度な広さと収集要素、快適な移動手段により、探索が飽きずに楽しめます。
キャラメイクが豊富で自由度が高い

主人公だけでなく相棒の片割れキャラメイクも可能で、外見の保存や変更の自由度が高い。また、装備の見た目を自由に変更できる重ね着システムもあります。
設定できる項目は「仁王2」とほぼ同じで細かいカスタマイズが可能です。主人公だけでなく相棒の片割れもキャラメイクでき、保存した外見データでさまざまなキャラクターを作成できます。
ストーリーの途中でも自由に外見変更ができ、性別の変更も可能です。重ね着システムがあり、一度入手した装備の外見は登録されます。「仁王2」のように鍛冶屋でお金を払う必要がなく、手軽に外見を変更できます。
キャラメイクの自由度が高く、外見変更や重ね着が簡単にできるので、自分好みのキャラでプレイを楽しめました。
有名な幕末のキャラクターが多数登場する

幕末の主要人物が多く登場し、キャラデザインや声優陣にもこだわりが感じられるため、歴史に詳しくなくても楽しめます。
坂本龍馬や西郷隆盛など、見た目だけで誰か分かるほどキャラデザインがよくできています。幕末の知識が学校で習った程度でも、知っている人物が登場すると「おっ」となる楽しさがあります。
声優陣も豪華で、「ボーボボ」や「ルルーシュ」など、有名なキャラクターの声を担当した声優が多く出演していました。歴史ファンでなくても、知っている有名人物が登場することで楽しめる作品でした。
気になったところ
主人公の立ち位置が不明瞭で、信念が感じられない

相棒の片割れを探すという目的は一貫しているが、その過程で敵対する組織の両方に協力するため、主人公の行動に一貫性がなく、何を目指しているのか分かりにくかったです。
坂本龍馬や新選組と交流を持つが、敵対する組織のどちらにも協力するため、立場が曖昧でした。久坂玄瑞と戦ったかと思えば、次は沖田総司と戦い始め、主人公が何をしたかったのか分からなくなります。
結果的に、主人公は信念を持たず、単なる金で雇われた用心棒のようなポジションになってしまっています。主人公の行動に一貫性がなく、信念が感じられないため、立ち位置が分かりにくかったです。
石火が失敗したときのデメリットが大きすぎる

後半の敵は攻撃が強力で、石火を失敗すると大ダメージを受けるため、リスクが高く使用しにくいです。
連続攻撃の最後の一撃以外で石火を成功させても敵の体勢を崩せず、失敗すると残りの攻撃を受けてしまいます。ガード不能攻撃に対しては回避か石火の二択だが、後半は敵の攻撃が強力で、石火に失敗すると体力が半分以上削られることもあります
そのため、石火を使うよりも回避やガードを優先するようになりました。もう少し猶予時間が長ければ使いやすくなったと感じました。
石火のリスクが高すぎるため、後半は回避やガードに頼ることが多くなり、もう少し使いやすく調整してほしかったです。
人物がどこにいるのか分かりにくく、迷いやすい
メニュー画面でおおよその位置は分かるものの、マップには表示されないため探しにくく、ゲームのテンポが悪くなってしまいました。
人物の大まかな位置はメニュー画面で確認できるが、マップには具体的な場所が表示されないため、実際に探すのが大変でした。
登場人物と会話したり、アイテムを渡して親密度を上げることで、新たな流派や装備、ステータスポイントを獲得できるが、人物を見つけるのに手間がかかるためテンポが悪かったです。
人物の位置がマップに表示されないため探しにくく、親密度上げなどの要素のテンポが悪かったです。
グラフィックは近年のゲームとしてはいまいち
「仁王」シリーズとほぼ同等のグラフィックで、8年前のゲームと変わらないため、もう少し進化してほしかったです
「仁王」シリーズと同レベルのグラフィックで、一作目の『仁王』が8年前のゲームであることを考えると、やや物足りなさを感じました。
最近プレイした同じオープンワールドの「モンスターハンターワイルズ」は比較的グラフィックが良かったため、余計に差を感じました。グラフィックの進化があまり感じられず、近年のゲームと比較すると見劣りしてしまいます。
総評

ライズオブローニンはオープンワールドアクションRPGの中ではトップクラスに面白いゲームでした。
戦闘は「仁王」シリーズと同じぐらい楽しく、探索要素も楽しめました。キャラメイクが豊富で自由度が高く、幕末の有名な人物が多数登場し交流できます。クリア後は最高難易度の「暗夜」に挑戦できるので、長く遊べるゲームだと思います。
しかし、主人公はいまいち何がしたいのか分からないストーリーでした。私はアクションゲームでストーリーは気にしないタイプだったので、そこまで評価には影響しません。
戦国死にゲーで知られるチームNINJAが手掛けた幕末オープンワールド。軽快な剣戟アクションに加え、サーベル・槍・薙刀など多彩な武器が使えるため、戦闘の手応えを重視する人におすすめです。
私が使用しているコントローラーはGameSir Cyclone 2です。
比較的低価格ながら充電ドック・背面ボタン・ジャイロセンサー・トリガーストップ・高耐久スティック搭載のコスパに優れたコントローラーです。