ゲーミングPCの性能を最大限に引き出し、ライバルに差をつけるための最も重要な投資。それが「ゲーミングモニター」です。
しかし、いざ選ぼうとすると、「リフレッシュレート?」「応答速度?」「IPSとVA、何が違うの?」と、専門用語の嵐に圧倒されていませんか?
この記事では、PC自作歴20年以上の私が、そんなあなたの悩みを解決します。モニター選びで絶対に失敗しないための「基礎知識」から、あなたのプレイスタイルや予算に合わせた「目的別のおすすめモデル」まで、この記事一本で全てが分かります。
PS5やXboxで使いたいという方も、注意すべきポイントをしっかり解説するので、安心してください。最高の映像体験への扉を、一緒に開きましょう。
目次
- 1 1. 結論:2025年、ゲーミングモニター選びの「最適解」はこれ
- 2 2. もう迷わない!ゲーミングモニター選びで絶対に知るべき5つの基礎知識
- 3 【PS5 / Xbox ユーザー向け】ゲーム機で最高の体験を得るための注意点
- 4 【2025年版】目的別・最強のおすすめゲーミングモニター5選
- 5 ③【勝利への最短距離】人類の反射速度を超える、500Hzの領域へ:DELL Alienware AW2524HF
- 5.1 【こんな人におすすめ】
- 5.2 このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
- 5.3 注意点:購入前に知っておくべきこと
- 5.4 スペック早見表
- 5.5 究極の映像体験】4K高画質と競技性能、その全てを過去にする未来のモニター:LG UltraGear OLED 32GS95UV-B
- 5.6 【こんな人におすすめ】
- 5.7 このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
- 5.8 注意点:購入前に知っておくべきこと
- 5.9 スペック早見表
- 5.10 ⑤【ゲーム機に最適】PS5/XBOXの性能を「真に」引き出す:I-O DATA GigaCrysta KH-GDQ271JA
- 5.11 【こんな人におすすめ】
- 5.12 なぜゲーム機に「4K」ではなく「WQHD」が最適解なのか?
- 5.13 このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
- 5.14 注意点:購入前に知っておくべきこと
- 5.15 スペック早見表
- 6 まとめ:最高のモニターは、あなたのゲーム体験を別次元へ引き上げる
1. 結論:2025年、ゲーミングモニター選びの「最適解」はこれ
時間がない方のために、まずは結論から。この記事で紹介する、目的別の最強モニターの早見表です。気になるモデルがあれば、そこから読み進めても構いません。
モデル | 特徴 | 実売価格(目安) | こんな人におすすめ |
DELL SE2425HG | コスパ最高の入門機 | 約16,000円 | 初めてのゲーミングモニターに |
DELL AW3425DW | 圧倒的没入感 | 約130,000円 | RPGやMMOの世界に浸りたい人 |
DELL AW2524HF | 競技ゲーマー向け | 約75,000円 | FPS/TPSで本気で勝ちたい人 |
LG 32GS95UV-B | 最高の画質 | 約200,000円 | 性能に一切妥協したくない人 |
I-O DATA KH-GDQ271JA | ゲーム機に最適 | 約37,000円 | PS5/Xboxの性能を真に引き出したい人 |
2. もう迷わない!ゲーミングモニター選びで絶対に知るべき5つの基礎知識

冒頭で少し触れましたが、ゲーミングモニターには様々な用語あります。中には意味が分からない人もいるでしょう。
そんなあなたのために、モニター選びで最低限知っておくべき5つの専門用語を、私が解説します。
① 解像度(フルHD, WQHD, 4K):あなたのPCスペックと相談しよう

- フルHD (1920x1080): 現在のスタンダード。競技性の高いFPSなどを高フレームレートでプレイするのに最適。比較的小さな画面サイズ(24インチ前後)と相性が良い。
- WQHD (2560x1440): フルHDより高精細で、4KよりPCへの負荷が軽い、最もバランスの取れた選択肢。RPGからFPSまで、あらゆるジャンルで満足度が高い。27インチ以上のモニターの主流。
- 4K (3840x2160): 圧倒的な映像美。オープンワールドの絶景や、美麗なグラフィックのゲームを最高の画質で楽しみたい人向け。ただし、快適に動かすには最高クラスのグラフィックボードが必須です。
② リフレッシュレート(Hz):数値が高いほど、映像は「ぬるぬる」になる

1秒間に画面が何回書き換わるかを示す数値です。一般的なモニター(60Hz)からゲーミングモニター(144Hz以上)に乗り換えると、誰もがその「ぬるぬる感」に驚きます。
私も初めてーゲーミングモニターを買ったとき、マウスカーソルがとてもスムーズに動いているのを見て、60Hzでは全然足りていないと思いました。
特にFPSでは、敵の動きが滑らかに見えるため、エイムが格段にしやすくなります。一度144Hz以上を体験したら、もう60Hzには戻れません。
③ 応答速度(ms):数値が低いほど、「残像」が消える

画面の色が切り替わる速さです。この数値が小さいほど、速い動きに対する「残像感(モーションブラー)」が少なくなります。
FPSのように、一瞬で視点を動かすゲームでは、1ms以下が標準です。
④ パネルの種類(IPS, VA, TN, OLED):画質と速度、何を重視する?

モニターの液晶パネルには種類があり、それぞれ得意なことが違います。
- OLED: 自発光パネル。応答速度は最速で、画質も最高。ただし、高価で「焼き付き」のリスクがある。究極の選択肢。
- IPS: 発色が良く、視野角も広い。画質と速度のバランスが良く、現在の主流。迷ったらこれ。
- VA: コントラスト比が高く、「黒」の表現が得意。映画鑑賞にも向いている。
- TN: 応答速度が最速。画質は他に見劣りするが、勝利だけを求めるストイックなFPSプレイヤー向け。
⑤ 同期技術(G-SYNC, FreeSync):映像の「破綻」を防ぐお守り

PCのグラボが描画するフレーム数(fps)と、モニターが表示するリフレッシュレート(Hz)がズレると、画面が引き裂かれたように見える「ティアリング」という現象が起こります。
このズレを同期させ、映像の破綻を防いでくれるのが同期技術です。NVIDIA製グラボならG-SYNC、AMD製グラボならFreeSyncに対応したモニターを選びましょう。
【PS5 / Xbox ユーザー向け】ゲーム機で最高の体験を得るための注意点

「PCは持っていないけど、PS5やXboxで使える、良いゲーミングモニターが欲しい」
そんなあなたのために、ゲーム機でモニターを選ぶ際に絶対に知っておくべき、2つの重要なポイントを解説します。
注意点1:「4K/60Hz」か、「WQHD/120Hz」か。どちらを選ぶか?
PS5やXbox Series Xは、最大で「4K/120Hz」という驚異的な性能を持っています。しかし、これはあくまで理論上の最大値。
実際にゲームをプレイする際は、多くの場合、以下の2つの選択肢のどちらかを選ぶことになります。
- 4Kモード(解像度優先): 映像は非常に美しいが、動きの滑らかさは60fps(60Hz)に制限される。
- パフォーマンスモード(フレームレート優先): 解像度はWQHD(1440p)やフルHD(1080p)に落ちるが、動きの滑らかさは120fps(120Hz)へと倍増する。
もしあなたが、
「RPGやアドベンチャーゲームで、最高のグラフィックをじっくり堪能したい」
と考えるなら、4K/60Hz対応のモニター(あるいはテレビ)が良いでしょう。
しかし、もしあなたが、
「APEXやフォートナイト、CoDといった対戦ゲームで、少しでも有利に戦いたい」「アクションゲームを、PCゲーマーのような”ぬるぬる”の映像で楽しみたい」と考えるなら、選ぶべきはWQHD(1440p)で120Hz以上に対応したゲーミングモニターです。
一度120Hzの滑らかさを体験すれば、その快適さに驚くはずです。「画質」と「滑らかさ」を最も高い次元で両立できるこの選択こそ、多くのゲーム機ユーザーにとっての「最適解」だと私は考えています。
注意点2:「HDMI 2.1」と「VRR」に対応しているか?
ゲーム機で高リフレッシュレートの性能を最大限に引き出すためには、モニターが以下の2つの技術に対応しているかを確認する必要があります。
- HDMI 2.1:PS5やXbox Series Xで、4K/120HzやWQHD/120Hzといった高画質・高リフレッシュレートの映像を出力するために必須となる、最新のHDMI規格です。これに対応していないモニターでは、性能をフルに引き出せません。
- VRR (可変リフレッシュレート):
ゲーム中のフレームレートが不安定になった時(例えば、派手なエフェクトで処理が重くなった時など)に、モニターのリフレッシュレートもそれに合わせて変動させることで、画面のチラつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を防ぐ技術です。
PS5もXbox Series Xもこの機能に対応しており、対応モニターを使えば、より安定した、ストレスフリーなゲーム体験が可能になります。
結論:PS5やXboxで最高のゲーミング体験を求めるなら、「WQHD/120Hz以上」に対応し、かつ「HDMI 2.1」と「VRR」をサポートしたモニターを選ぶのが、最も賢い選択です。
【2025年版】目的別・最強のおすすめゲーミングモニター5選
①【コスパ最強】初めてのゲーミングモニターは、これが最高。:DELL SE2425HG
実売価格:約16,000円

【こんな人におすすめ】
- とにかくコストを抑えて、初めてのゲーミングモニターを手に入れたい人
- 主にフルHD環境で、VALORANTやAPEXなどの競技系FPSゲームをプレイする人
- 「勝利」に直結する性能以外は、あまり気にしない合理的なゲーマー
このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
【価格破壊】1万円台で「200Hz」を実現する、圧倒的なコストパフォーマンス
まず、この価格を見てください。1万円台半ば。それでいて、リフレッシュレートは200Hzです。通常、この価格帯のモニターは165Hzや180Hzが一般的であり、200Hzを超えるものは2万円以上がほとんどです。
大手メーカーであるDELLが、この価格でこの性能を実現しているのは、まさに「価格破壊」と言っても過言ではありません。
【性能】FPSで勝つために必要なものは、全て揃っている
「安いから、性能はイマイチなんじゃないの?」と思うかもしれません。しかし、このモニターはFPSで勝利するために必要な性能を一切妥協していません。
滑らかな映像を描画する200Hzのリフレッシュレート、残像感をなくす1msの高速応答速度、そしてティアリングを防ぐAMD FreeSync Premium。これら全てが揃っています。余計な機能がない分、ゲームへの集中力はむしろ高まるでしょう。
【安心感】この価格でも、DELLの「3年保証」は健在
低価格モデルだからといって、サポートが手薄になることはありません。このモニターにも、Alienwareシリーズと同様の「3年間プレミアムパネル保証」が付属します。
万が一、ドット抜けなどの不具合が見つかった場合でも、保証期間内であれば無償で交換してもらえます。この圧倒的な安心感は、他の格安メーカーにはない、DELLを選ぶ大きなメリットです。
注意点:購入前に知っておくべきこと
この驚異的な価格を実現するため、いくつかの機能が削られています。
- 機能の割り切り: USBポートや内蔵スピーカーはありません。音声はヘッドセットなどから出力する必要があります。
- スタンドの割り切り: 付属のスタンドは、上下の角度調整(チルト)しかできません。高さ調整や左右の首振りは非対応です。
推奨: このモニターの性能を100%引き出すなら、モニターアームの導入を強くお勧めします。 位置調整の自由度が格段に上がり、デスクもスッキリします。
スペック早見表
画面サイズ | 23.8インチ |
解像度 | フルHD (1920x1080) |
リフレッシュレート | 200Hz |
応答速度 | 1ms (GtG) |
パネル種類 | 高速IPS |
同期技術 | AMD FreeSync Premium |
HDMI 2.1 | 対応 |
VRR | 対応 |
②【没入感の覇者】ゲーム世界にのめり込める:DELL Alienware AW3425DW
実売価格:約130,000円

【こんな人におすすめ】
- RPGやオープンワールドゲームの世界に、心の底から没入したい人
- ゲームだけでなく、動画編集や複数のウィンドウを開く作業も快適にこなしたい人
- 高価な製品だからこそ、絶対に後悔したくない、手厚いサポートを求める人
このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
息をのむほどの映像美。「QD-OLED」が描く世界
このモニターの最大の特徴である「QD-OLED(量子ドット有機EL)」パネルは、本物の「黒」を表現できます。従来の液晶モニターでは黒が少し白っぽく見えてしまうのに対し、このモニターが映し出す夜景や暗いダンジョンは、吸い込まれるような漆黒です。
その深い黒の中から、鮮やかな色彩が浮かび上がる様は、もはや「ゲーム画面」ではなく、もう一つの「現実」と言っても過言ではありません。
視界を埋め尽くす「34インチウルトラワイド」という圧倒的没入感
横に広がった画面は、あなたの視界を完全にゲームの世界で満たします。RPGの街を歩いていると、まるで旅をしているような気分になれ、レースゲームでは、視界の端を流れる景色のスピード感が段違いです。
また、この広い作業領域はゲーム以外でも真価を発揮します。左でゲームをプレイしながら、右で攻略サイトを見る。あるいは、ブログの記事を書きながら情報収集をする。あらゆるPC作業の効率を劇的に向上させてくれます。
【体験談】私が実際に体験した、DELLの「神サポート」
OLEDパネルの唯一の弱点は「焼き付き」のリスクです。しかし、DELLなら心配ありません。なぜなら、DELLは3年間のプレミアムパネル保証で、焼き付きが発生した場合でも無償で交換に応じてくれるからです。
私自身がこのモニターの焼き付きを経験し、DELLのサポートに連絡したところ、迅速かつスムーズに無償で交換してもらいました。 保証期間内なら、これが何度でも受けられます。
10万円を超える高価な投資だからこそ、この「何かあっても大丈夫」という絶対的な安心感は、他のメーカーにはない、DELLを選ぶ最大の理由の一つです。
注意点:購入前に知っておくべきこと
- 焼き付き防止機能が気になる人も: 焼き付きを防ぐため、数十分おきに一瞬画面全体が1ピクセルほどズレる「ピクセルシフト」機能が作動します。RPGや普段使いでは全く気になりませんが、コンマ1秒を争うFPSの競技プレイヤーで、画面の僅かな動きも許容できないという方は、注意が必要です。
- 映画視聴の過度な期待は禁物: PCブラウザやFire TVなどの多くの動画配信サービスは、まだウルトラワイド解像度に対応しておらず、フルHDで表示されるため、左右に黒帯が出ます。このモニターは、あくまでゲームとPC作業を最高にするためのものと考えましょう。
スペック早見表
画面サイズ | 34インチ |
解像度 | UWQHD (3440x1440) |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.03ms (GtG) |
パネル種類 | QD-OLED |
同期技術 | AMD FreeSync Premium Pro |
HDMI 2.1 | 対応 (2ポート) |
VRR | 対応 |
私が愛用しているのもこのタイプです。レビュー記事はこちら
③【勝利への最短距離】人類の反射速度を超える、500Hzの領域へ:DELL Alienware AW2524HF
実売価格:約75,000円

【こんな人におすすめ】
- VALORANTやCS2などの競技系FPSで、コンマ1フレームの差が勝敗を分けることを知っている真のアスリート
- 予算を度外視し、現在人類が到達した最高の応答性能を手に入れたい探求者
- 長期的な安心感とサポートを含めて、「勝利への投資」を考えられるプレイヤー
このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
【異次元】500Hz。もはや人間のためのスペックではない
一般的なゲーミングモニター(144Hz)の約3.5倍、プロの標準機(360Hz)をも上回る、500Hzという圧倒的なリフレッシュレート。これは、もはや人間の目が知覚できる滑らかさを遥かに超えた、PCとゲームが直接対話するためのスペックです。
あなたのマウスの僅かな動き、キーボードの一瞬の入力、その全てが遅延なく、完璧に画面に反映されます。敵が角から出てくるのが「見える」のではありません。「そこに現れるのが、事前に分かっている」かのような、未来視にも似た感覚。それが、500Hzの世界です
【応答性能】Fast IPSパネルが可能にした、0.5msの壁
この異次元のリフレッシュレートを支えるのが、0.5ms (GtG)という驚異的な応答速度を誇るFast IPSパネルです。超高速で画面が更新されても、一切の残像(モーションブラー)を残しません。
激しく視点を振り回す乱戦の中でも、敵の輪郭は常にクッキリと表示され、あなたのクロスヘアが吸付くようにターゲットを捉え続けます。IPSパネルならではの豊かな発色も維持しているため、勝利を追求する合間に、他のゲームを楽しむことも可能です。
【信頼性】究極の性能を支える、Alienware品質と僕が体験した「神サポート」
Alienwareは、DELLの中でも特に品質基準が厳しい、プレミアムゲーミングブランドです。その堅牢な作りと洗練されたデザインは、あなたのデスクの主役となるにふさわしい風格を備えています。
そして何より、この究極の性能を持つモニターにも、DELLの「3年間プレミアムパネル保証」が付属します。
私自身が別モデルで体験したように、万が一の不具合にも迅速・丁寧に対応してくれるこの絶対的な安心感は、勝利だけを追求するストイックな環境において、余計な心配事をなくしてくれる最高の保険です。
注意点:購入前に知っておくべきこと
- 500Hzを活かすには、神々の領域のPCが必要: このモニターの真価を発揮するには、常に500fps以上を安定して出力できる、現行最高峰のCPUとグラフィックボードが必須です。あなたのPCが、この神の領域に足を踏み入れる資格があるか、購入前に必ず確認してください。
- フルHDという選択: 500Hzという究極の速度を実現するため、解像度はフルHDです。美麗なグラフィックを堪能するためのモニターではありません。これは、純粋な「勝利のためのツール」です。
- 価格: 最高の性能には、最高の対価が求められます。これは、趣味ではなく「競技」としてゲームに取り組む人のための投資です。
スペック早見表
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | フルHD (1920x1080) |
リフレッシュレート | 500Hz (OC) |
応答速度 | 0.5ms (GtG) |
パネル種類 | Fast IPS |
同期技術 | AMD FreeSync Premium / VESA AdaptiveSync |
HDMI 2.1対応 | 対応 (1ポート) |
VRR | 対応 |
究極の映像体験】4K高画質と競技性能、その全てを過去にする未来のモニター:LG UltraGear OLED 32GS95UV-B
実売価格:約200,000円

【こんな人におすすめ】
- 予算に上限はなく、最高の映像体験を求める人
- 競技性の高いFPSと、美麗なオープンワールドゲームの両方を、一台で完璧にこなしたい究極の欲張りなゲーマー
- PCゲームだけでなく、PS5やXbox Series Xの性能も120%引き出したいコンソールゲーマー
このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
【世界初】ボタン一つで解像度とHzが変形する「Dual-Hz」機能
これが、このモニターを象徴するの機能です。
4K UHD (3840x2160) モード: 240Hzという、4Kモニターとしては驚異的な高リフレッシュレートで、かつてないほど精細で滑らかな映像を描き出します。
『サイバーパンク2077』のネオン街のディテール、『エルデンリング』の広大な風景、その全てが、まるで現実かのように目の前に広がります。
フルHD (1920x1080) モード: モニターのホットキーを押すだけで、画面は瞬時に480Hzという、人間の知覚を超えた領域へと変形します。VALORANTやAPEXで、敵の一瞬の動きすらも見逃さない、究極の競技性能を発揮します。
一台で「最高の没入感」と「最高の競技性能」を切り替えられる。これは、もはや革命です。
【画質】自発光OLEDが織りなす、0.03msの応答速度と「本物の黒」
このモニターは、ピクセル自体が発光するOLEDパネルを採用。これにより、応答速度は驚異の0.03ms (GtG)に達し、モーションブラーは完全に過去のものとなりました。
さらに、バックライトが存在しないため、完全な「黒」を表現可能。暗闇から現れる敵、宇宙空間の深淵、その全てが、吸い込まれるようなリアリティで描かれます。DisplayHDR TRUE BLACK 400の認証は、その映像が本物であることの証明です。
【拡張性】PCもコンソールも、全てのデバイスを遊び尽くす豊富な端子
このモニターは、DisplayPort 1.4に加え、HDMI 2.1端子を2つ搭載。これにより、ハイエンドなゲーミングPCだけでなく、PS5やXbox Series Xを接続しても、4K/120Hz/VRRといった性能を完全に引き出すことができます。
PCゲームもコンソールゲームも、一切の妥協なく最高の環境でプレイしたい。そんな全方位のゲーマーの夢を、この一台が叶えてくれます。
注意点:購入前に知っておくべきこと
- 価格は最高峰: まさに「全部入り」のフラッグシップモデルであり、価格も最高峰です。これは、中途半端な気持ちで手を出す製品ではありません。
- あなたのPCが、このモニターの性能を発揮できるか?: 4K/240HzやフルHD/480Hzという性能を安定して出力するには、現行最高クラスのCPUとグラフィックボードが必須です。購入前に、あなたのPCがこのモニターに見合う性能を持っているか、冷静に判断する必要があります。
- OLED特有の焼き付きリスク: LGも手厚い保証と焼き付き防止機能を搭載していますが、OLEDパネルである以上、焼き付きのリスクはゼロではありません。長期間、同じ静止画を表示し続けるような使い方には注意が必要です。
スペック早見表
画面サイズ | 31.5インチ |
解像度 | 4K UHD (3840x2160) |
リフレッシュレート | 240Hz (※Dual-Hz機能でFHD/480Hzに切り替え可能) |
応答速度 | 0.03ms (GtG) |
パネル種類 | OLED |
同期技術 | G-SYNC Compatible / AMD FreeSync Premium Pro |
HDMI 2.1対応 | 対応 (2ポート) |
VRR | 対応 |
⑤【ゲーム機に最適】PS5/XBOXの性能を「真に」引き出す:I-O DATA GigaCrysta KH-GDQ271JA
実売価格:約37,000円
【こんな人におすすめ】
- PS5やXbox Series Xで、120fps対応のFPS/TPSゲームをプレイする人
- 4Kの超高画質よりも、滑らかな動き(高フレームレート)を重視する、賢明なプレイヤー
- PCとゲーム機の両方で使える、信頼性の高い日本メーカーのモニターを探している人
なぜゲーム機に「4K」ではなく「WQHD」が最適解なのか?
ここで一つ、重要な話をします。PS5は「4K対応」を謳っていますが、多くの人気対戦ゲームでは、4K解像度だとフレームレートが60fpsに制限されます。 しかし、解像度をWQHD(1440p)に落とすことで、120fpsという2倍滑らかな映像でプレイできるようになるのです。
つまり、こういうことです。
- 4Kモニターを選ぶ → 画質は最高。でも動きは60fpsのまま。
- WQHDモニターを選ぶ → 画質は十分キレイ。そして動きは120fpsの別次元へ。
どちらが快適なゲーム体験か、答えは明白ですよね。「画質」と「滑らかさ」を最も高いレベルで両立させる。それこそが、現在のゲーム機における「ベストな選択」なのです。
このモニターの「ここが凄い!」3つのポイント
【性能】WQHD/180Hz。PS5の120fps出力を完璧に引き出す
このモニターは、PS5が出力するWQHD/120Hzの信号を完璧に表示できます。これにより、対応ゲーム(APEX, Fortnite, CoDなど)で、PCのハイエンド環境に匹敵する、驚くほど滑らかな映像体験が可能になります。一度120fpsを体験したら、もう60fpsには戻れません。
【技術】HDMI 2.1搭載で「VRR」に完全対応。カクつきを根絶
このモニターは、HDMI 2.1端子を2つ搭載しています。これにより、PS5の重要な機能である「VRR(可変リフレッシュレート)」に完全対応。
ゲーム中のフレームレートが不安定に変動しても、モニター側がそれに追従することで、画面のチラつきやカクつき(スタッタリング)を劇的に抑制します。常に安定した、ストレスフリーな環境でプレイに集中できます。
【信頼性】安心の「日本製」。長期5年保証と手厚いサポート
I-O DATAは、石川県に本社を置く日本の老舗メーカーです。このモニターの品質への自信の表れが「5年間の長期保証」です(※使用時間は、30,000時間以内に限る)。
万が一の不具合時にも、国内のサポートセンターが迅速に対応してくれます。海外メーカーにはない、この絶対的な安心感は、長く使う製品だからこそ大きな価値があります。
注意点:購入前に知っておくべきこと
- 全てのゲームが120fpsに対応しているわけではない: 120fpsでプレイできるのは、対応している一部のゲームのみです。プレイしたいゲームが対応しているか、事前に確認しましょう。
- 4Kのネイティブ表示は不可: 『サイバーパンク2077』のような、最高の映像美を追求するゲームや、4K Ultra HD Blu-rayを最高画質で楽しみたい場合は、4Kモニターに軍配が上がります。
スペック早見表
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | WQHD (2560x1440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
応答速度 | 0.2ms (GtG) |
パネル種類 | AHVA (IPS系) |
同期技術 | Adaptive-Sync |
HDMI 2.1対応 | 対応 (2ポート) |
VRR対応 | 対応 |
まとめ:最高のモニターは、あなたのゲーム体験を別次元へ引き上げる
ゲーミングモニター選びは、専門用語が多くて難しく感じるかもしれません。
しかし、今日解説した5つの基礎知識さえ押さえれば、もうカタログスペックの数字に惑わされることはありません。
あなたのPCスペック、プレイするゲームのジャンル、そして予算。
この3つの軸で考え、この記事で紹介したモデルの中から、あなたに最も近いものを選ぶ。それが、後悔しないモニター選びの最短ルートです。
最高のモニターは、単に映像を美しくするだけではありません。
RPGの世界への没入感を深め、FPSでの勝率を引き上げ、そして何より、あなたの貴重なゲーム時間を、何倍にも豊かなものにしてくれます。
最高の映像世界が、あなたを待っています。