私は一日のほとんどをパソコンの前で過ごしています。最低でも6時間、最高だと16時間ほどデスクチェアに座っています。デスクチェアには肘掛けが付いているのですが、高さ調整ができないためデスクの方が高く、姿勢が下の画像の状態になっていました
出典:椅子王国 公式サイト
長時間この姿勢になっているため、右肩の酷い肩こりに悩ませていました。パソコンデスクも古くなってきたので、高さ調整ができるもの購入することにしました。そして電動昇降デスク「FlexiSpot E7」を導入したことにより、肩こりが劇的に改善されました。
なぜ「電動昇降デスクFlexiSpot E7」を選んだかというと、手動式は高さ調整が面倒くさく、中には高さが数センチごとにしか変更できないものもありますが、電動式はボタン一つで調整ができ、高さを保存しておくことができるからです。
この記事では、私が実際にFlexiSpot E7を3年間使って感じた感想から、なぜ肩こりが楽になったのかという理由、そして購入前に絶対に知っておくべきメリット・デメリットを書いていきます。
目次
FLEXISPOT 電動式昇降デスク E7について
幅広い高さ調整や強度の高いフレームが特徴的です。
なぜFlexiSpot E7で肩こりが改善したのか?
私が感じた最大の効果は、「自分にとって完璧な高さにデスクを微調整できる」ことです。
一般的なデスクでは、椅子の高さは変えられても、デスクの高さは固定です。そのため、自分の体格に合わず、無意識に肩が上がったり、猫背になったりしてしまいます。
しかしFlexiSpot E7なら、椅子の座面高やアームレストの高さに合わせて、デスクを1mm単位で完璧にフィットさせられます。これにより、肘を90度に保ち、肩に力が入らない理想的な姿勢をキープできるのです。
さらに、気分転換に立って作業することで血行が促進され、同じ姿勢を続けることによる体のこわばりを防げるのも、肩こり改善に繋がった大きな要因です。
FlexiSpot E7を3年間使用した感想
組み立て:重さに注意。でも手順はシンプル
正直に言って、フレームが非常に重いので一人での作業はかなり大変です。可能であれば二人で作業することをおすすめします。とはいえ、説明書の手順自体は非常にシンプルで、工具も付属しているので迷うことはないでしょう。
私が組み立てた際は、開封から設置完了まで約1時間でした。
ポイント: 天板を自分で用意する場合、電動ドライバーがないとネジ穴を開けるのが困難です。自信がない方は、純正の天板をセットで購入するのが無難でしょう。
高さ調整:1mm単位で可能。これこそが「ジャストフィット」
ボタン一つで58cm〜123cmの高さ調整が可能です。高さはデジタルで表示され、1mm単位で調整できるので様々な体格の人に対応できます。
この機能こそが、肩こりを解消する「ジャストフィット」です。
メモリー機能:座ると立つのワンタッチ切り替え

4つのメモリーボタンがあり、座って使用するときの高さと、立って使用するときの高さを保存することができます。私は「座り姿勢」と「立ち姿勢」の高さを登録しています。
「少し集中力が切れてきたな」と感じた時にボタンを一つ押すだけで静かにデスクが上昇し、思考を中断することなくスタンディングワークに移行できます。
安定性:全く揺れない。これぞE7の真価

「昇降デスクって、高くするとグラグラするんじゃないの?」これは多くの人が抱く不安だと思います。
しかし、E7の安定性は本物です。T字型の頑丈なフレームのおかげで、デスクを一番高い位置に設定しても、タイピングやマウス操作で全く揺れません。この「揺れない」という絶対的な安心感が、安価なモデルとの決定的な違いであり、E7を選ぶ最大の理由の一つです。
FlexiSpot E7 のデメリット:購入前に知っておくべきこと
① 価格が高い(約5〜7万円)
やはり最大のネックは価格です。しかし、これは「健康への投資」と考えることができます。
毎日8時間座るとすれば、1年間で約2000時間。この時間を快適に過ごし、整体などに通う費用や時間を節約できると考えれば、十分に元が取れる投資だと私は感じています。
② とにかく重い(総重量50kg超)
フレームと天板を合わせると50kgを超えます。一度設置したら、模様替えなどで気軽に動かすのは困難です。設置場所は事前にしっかり計画しておきましょう。
③ 配線整理が必須になる
デスクが上下に動くため、ケーブルの長さに余裕を持たせる必要があります。別売りのケーブルトレーやスリーブなどを活用して、配線をすっきりまとめる工夫がほぼ必須になります。
私はこのケーブルトレーを使用しています。天板に穴をあけたくなかったので、挟み込むタイプにしました。
FlexiSpot E7がもたらす3つの大きなメリット
①【健康】肩こり・腰痛とサヨナラできる「1mm単位の高さ調整」
これがE7を導入する最大のメリットです。
58cm〜123cmという非常に広い範囲を、ボタン一つで、しかも1mm単位で完璧に調整できます。これにより、あなたの身長・座高・椅子の高さ・腕の長さに合わせて、肩に全く力が入らない「最適の高さ」を見つけ出すことができます。
「何となくデスクが高い/低い」という日々の小さなストレスから解放され、正しい姿勢をキープできるため、長時間の作業でも体の負担が劇的に軽減されます。整体に通う回数が減るかもしれません。
②【効率】ワンタッチで理想の環境を呼び出す「メモリー機能」
「座り作業」と「立ち作業」、それぞれのベストな高さを一度見つけたら、メモリーボタンに登録しておきましょう。
「少し集中力が切れてきたな」と感じた時にボタンを一つ押すだけで、ウィーン…と静かにデスクが上昇し、わずか数秒でスタンディングモードに移行できます。このシームレスな切り替えが、集中力を中断させることなく、気分転換と作業効率の向上を両立が可能です。
4つまで登録できるので、「少しリラックスして座る高さ」「集中して座る高さ」「スタンディングの高さ」「離席時の高さ」など、自分だけのプリセットを作れます。
③【安心】集中力を妨げない「揺るぎない安定性」
「昇降デスクは高くすると揺れる」という常識を覆すのが、E7の頑丈なT字型フレームです。
デスクを一番高いスタンディング位置に設定しても、タイピングやマウス操作でモニターが揺れることは一切ありません。 この「揺れない」という安心感が、作業への没入感を高めてくれます。
コーヒーを置いても、精密な作業をしても、常にドッシリと安定している。この安定性こそが、フラッグシップモデルであるE7の真価であり、安価なデスクとは比べ物になりません。
FlexiSpot E7は、FlexiSpot E7は、こんな悩みがある人におすすめ
これまでの特徴を踏まえ、FlexiSpot E7がどんな人の悩みを解決するのかをまとめました。
✅ デスクと椅子の高さが合わず、常に肩がこわばっているあなたへ
→ 1mm単位の高さ調整機能が、あなたの「ジャストフィット」を実現します。もうデスクに体を合わせる必要はありません。
✅ 長時間のPC作業で、午後になると集中力が切れてしまうあなたへ
→ 座りっぱなしは血行不良の原因。スタンディングワークを挟むことで、体だけでなく思考もリフレッシュできます。
✅ モニターアームなどで重い機材を使っている、本格派のあなたへ
→ 耐荷重125kgと揺るぎない安定性が、あなたの大切な機材をドッシリと支え、安心感のある作業環境を提供します。
✅ 「健康」こそ最高の自己投資だと考える、賢明なあなたへ
→ 整体代や治療時間を節約できると考えれば、この価格は決して高くありません。未来の自分のための、最高の投資です。
総評:最高の作業環境を求めるなら「FlexiSpot E7 」は最適解
FlexiSpot E7は、長時間のデスクワークによる体の負担を軽減し、作業効率を上げたいと考えるすべての人におすすめできる、優れた電動昇降デスクです。
確かに高価ですが、その価格に見合うだけの「完璧な高さ調整機能」と「揺るぎない安定性」があります。
毎日のデスクワークを、最高の投資で快適なものに変えてみてはいかがでしょうか。