「仕事の効率を上げる、最高のキーボードが欲しい…」
そう考えて高級キーボードを探し始めると、全ての道は二つに分かれます。
- カチカチと心地よい音を奏でる、趣味性の高い「メカニカルキーボード」か。
- 静かで滑らかに思考を紡ぐ、作業に集中できる「Logicool MX Keys」か。
結論から言います。もしあなたが求めているのが「デザイン」「静音性」「疲労軽減」であるなら、選ぶべきはMX Keysです。
この記事では、私がMX Keysを3年間使い続けて分かった、その圧倒的な魅力と、メカニカルにはない独自の価値、そして購入前に絶対に知っておくべき「気になる点」まで、書いていきます。
目次
MX Keys:基本情報
価格 | 約16,000円(購入時) |
接続方式 | Bluetooth / USBレシーバー |
バッテリー | 充電式(バックライトなしで約5ヶ月持続) |
キーの種類 | パンタグラフ式 |
バックライト | 自動調整機能付き |
対応OS | Windows / macOS / Linux / iOS / Android |
その他 | Flow機能対応、複数デバイス切り替え可能 |
MX Keys:デザイン・質感は高く、どんな環境にも馴染む

MX Keysは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。アルミニウム風の仕上げで高級感があり、どんな環境にも馴染むキーボードです。
本体は薄型ながら適度な重量があり、タイピングをしていてもキーボードがずれることはありませんでした。
キーボードのレイアウトは標準的で、キーサイズや配置もバランスが良く、すぐに馴染める設計になっています。
MX Keys:メカニカルキーボードとの思想の違い
多くの人が悩むであろう、メカニカルキーボードとの違い。それは、単なる打鍵感の違いではありません。
キーボードという道具に対する、根本的な「思想」の違いです。
- メカニカルキーボードは「打楽器」である
カチカチ、コトコトといった打鍵音、指に返ってくる明確なフィードバック。メカニカルキーボードの魅力は、タイピングという行為そのものを「楽しむ」ことにある。一台一台異なる音色や感触を味わう、まるで打楽器のようです。 - MX Keysは「静かなる仕事道具」である
一方、MX Keysが目指すのは、タイピングという行為を意識させないことです。滑らかで静かなキータッチは、あなたの思考を妨げない。指を置けば自然に窪みにフィットし、最小限の力で正確に打鍵できる。その存在を忘れさせるほどに、あなたの体の一部となる。
あなたがキーボードに、タイピングの「快感」を求めるのか、それとも思考への「没入感」を求めるのか。
この思想の違いを理解することが、後悔しないキーボード選びの第一歩です。
MX Keys:タイピングの感触は静かで、集中したい人におすすめ
上記の「思想」を理解した上で、MX Keysの具体的な打鍵感を解説します。
これは、ノートPCのキーボードを最高級に進化させたような、パンタグラフ方式の最上級キーボードです。
良い点
- 打鍵感がソフトで静か: 適度な反発力がありながら、タイプ音は非常に静か。オフィスや深夜の自室でも、周りを一切気にせず作業に没頭できる。
- キーの安定性が高い: 各キーのぐらつきが驚くほど少なく、どこを押しても確実に入力される安心感がある。
- 指にフィットする形状: キーの中央がわずかに窪んでおり、指先が自然にホームポジションに収まる。これにより、タイピングミスが劇的に減少した。
気になる点:メカニカルキーボードの「打鍵感」を求める人には物足りない
唯一にして最大の注意点がこれです。MX Keysはあくまで高品質なパンタグラフ方式。
カチカチ、カタカタといった小気味良い打鍵音や、深いストロークから得られる「タイプしてる感」を求める方には、物足りなく感じるでしょう。
これは優劣の問題ではなく、思想の違いです。
- MX Keys: 静かで滑らか。思考を妨げず、流れるように長時間タイピングするための「静かな仕事道具」。
- メカニカル: 打鍵そのものを楽しむ。タイピングの快感を追求するための「趣味性の高い打楽器」。
あなたがキーボードにどちらを求めるかで、評価は大きく変わります。
MX Keys:作業性を高める機能について
MX Keysがただの「打ちやすいキーボード」ではない理由が、ここにあります。
接続の安定性と、3台までのデバイス切り替え
Bluetoothと、独自のUSBレシーバーの両方に対応。接続が途切れたことは一度もない。
そして、キーボード左上の3つのボタンを押すだけで、PC、iPad、スマートフォンといった3台までのデバイスを瞬時に切り替えられる「Easy-Switch」機能が素晴らしい。
これにより、デスクの上が複数のキーボードで散らかることがなくなります。
バッテリーの持ち:バックライトを使わなければ数ヶ月
- バックライトをオフにすれば、フル充電で約5ヶ月も持つ。忘れた頃に充電するレベルです。
- バックライトをオンにしても、1〜2週間は持つ。USB-Cケーブルで充電しながらの使用も可能なので、バッテリー切れで困ることはありません。
スマートイルミネーションと、複数PCを操る「Flow機能」

そして、対応するMXマウスと組み合わせることで、複数台のPC(例: WindowsとMac)の間を、マウスカーソルが画面の端を行き来するだけで、キーボードの操作も自動で切り替わる「Flow機能」は、とても便利。
複数のPCに、すぐさま切り替えることが可能です。
手を近づけるだけでバックライトが静かに点灯し、離れると消える「スマートイルミネーション」は、暗い場所での作業性を高めてくれます。
【結論】3年間使って分かった、MX Keysの本当の価値
ここまで機能や特徴を解説してきましたが、私が3年間毎日使い続けて感じている、このキーボードの本当の価値は、以下の3点に集約されます。
- 「静音性」がもたらす、圧倒的な集中力
耳障りなタイプ音が一切ないため、自分の思考が中断されません。深夜の作業や、オフィスのような静かな環境でも、周りを気にせず自分の世界に没入できます。 - 「薄さ」と「安定性」が生み出す、究極の疲労軽減
パームレストがなくても手首が疲れない絶妙な薄さと、金属製のボディがもたらすズッシリとした安定感。この組み合わせにより、一日中タイピングを続けても、手首や指への負担が最小限に抑えられます。 - 「スマートな機能」が実現する、シームレスな作業環境
手を近づけるだけで光るバックライト、PCとiPadを自在に行き来できるEasy-SwitchやFlow機能。これらのスマートな機能が、日々の小さなストレスを確実に取り除いてくれます。
まとめ:MX Keysは「静かなるプロフェッショナル」のための相棒
MX Keysは、派手な打鍵音やギミックはありません。
しかし、静音性、デザイン、機能性、そして何より「長時間快適に作業を続ける」という目的を、極めて高いレベルで実現した、まさにプロフェッショナルのための仕事道具です。
メカニカルキーボードと最後まで悩むかもしれません。その時は、こう考えてみて下さい。
「自分は、タイピングの快感を楽しみたいのか? それとも、タイピングという行為を忘れるほど、静かに思考に集中したいのか?」と。
もし答えが後者であるなら、MX Keysはあなたの期待を裏切らない、最高の投資になることを、3年間使い続けた私が保証します。