7月6日に全体的にリライト
もう地上波のテレビはほとんど見ないし、NHKの受信料を払うのも正直もったいない…。普段見るのはYouTubeやNetflix、Amazonプライムがほとんどです。
それなら、いっそのこと放送受信機能がない『チューナーレステレビ』で、安くて大きなモニターを手に入れるのが一番良いのではないか?
そんな考えから注目し、実際に2年間使い込んできたのが、TCLのチューナーレステレビ『43P63J』です。
この記事では、2年間使って分かったリアルなメリットと、購入前に絶対に知っておくべきデメリットを、忖度なく徹底解説します。」
目次
そもそも「チューナーレステレビ」とは?3つの特徴
チューナーレステレビとは、その名の通り「地上波/BS/CS放送を受信するチューナーを搭載していないテレビ」のことです。主な特徴は以下の3つです。
- NHKの受信料が不要: 放送を受信する機能がないため、NHKの支払い義務が発生しません。
- ネット動画に特化: YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを視聴することに特化しています。
- 価格が安い: チューナー機能がない分、同じサイズの通常のテレビに比べて価格が安く設定されています。
つまり、「インターネットさえ繋がっていれば、大画面で動画コンテンツを楽しめる、コスパの良いモニター」と考えると分かりやすいでしょう。
43P63Jのメリット
設置が簡単で壁掛けにも最適
Amazonで購入し、配達員さんから受け取った瞬間「軽っ!」と思いました。以前のテレビは重さが20kg以上あったのですが、今回のテレビは6kgしかありません。チューナーレスなので余分な部品が入っていないからだと思います。
前はテレビ台に設置していましたが、今回はテレビスタンドに取り付けました。軽いので取り付けは簡単でした。
使用しているテレビスタンドはこれです。
稼働棚がついているので、そこにSwitchBotを置いてテレビや照明、扇風機などを操作しています。
横幅は40cmしかないので、サウンドバーの様な横幅がある物を置きたい場合は別のスタンドの方が良いでしょう。
価格以上の満足感!十分キレイな4K画質
4Kなので流石に前のテレビよりは画質は良いです。
YouTubeで4Kの映像を再生してみました。



VAパネルなのでIPSや有機ELに比べると画質は劣りますが、4万台でこれなら十分だと思います。
また画質の設定も可能で、スポーツや映画、ゲームなど様々なコンテンツに対応可能です。

内蔵スピーカーでも意外と聞ける音質
結構良いです。流石にアンプに比べると劣りますが、テレビ付属のスピーカーでこれなら十分でしょう。
人のセリフ大きくしたり、低音を強調する機能もあります。


43P63Jのデメリット
当然だが地上波は観れない
チューナーレスなので地上波などはもちろん見れません。しかしTVerやABEMAなど無料で番組が見れるサービスもあり、私はテレビをあまり見ないのもあって、不便に感じたことはありませんでした。
内蔵OSの動作は価格なり。サクサク感を求める人には不向きかも
クロームキャストの性能ははっきり言って低いです。反応速度が遅いし、動画を再生しようとするとフリーズします。アマプラのホーム画面が開けないことがあります。
この現象が発生すると、一度アマプラのアプリを削除し入れ直さないと、この問題は解消できないです。定期的に発生する問題なのでかなり厄介です。
いつの間にかアップデートが入ったのか、動作が改善されていました。操作の快適性は「FireTV 4k」とほぼ同等です。サクサクとまではいきませんが、許容範囲内に収まる程度になりました。
動画を再生してフリーズすることはなくなったし、「アプリを入れ直さないと起動しない」なんてことはなくりました。
外部機器との連携にクセがある
これが一番の問題です。調べてみると一部のTCLテレビはFire TVのIRコマンドに対応していないみたいです。つまりFire TVのリモコンが使えないです。他の購入者も同じ問題を指摘していたので、この個体の問題ではないみたいです。
リモコン問題を多少改善する方法を載せておきます。Fire TVのIRコードを#5692のJP Code Groupe 3に設定します。
この設定をすると一応Fire TVのリモコンで音量調整が可能になるのですが、反応が悪くボタンを何度か押さないと音量が変わりません。
FireTVを使用する人は別のメーカーのテレビを購入したほうがいいかもしれません。ただし、アップデートで動作が改善されたので、FireTVを使う必要はなくりました。
まとめ:TCLチューナーレステレビは、こんな人におすすめ!
2年間使ってきた結論として、TCLのチューナーレステレビは**「見るものを自分で選ぶ、現代の視聴スタイルに完璧にマッチした製品」**だと感じています。
▼こんな人には「買い」です!
- 視聴はYouTubeやNetflixなどが100%で、地上波は全く見ない人
- ゲームや映画用の、安くて大きな4Kモニターを探している人
- NHKの受信契約をしたくない、あるいは解約したいと考えている人
▼こんな人は注意が必要かも…
- リモコンのサクサク感など、スマホのような快適な操作性を求める人
- Fire TVなど、外部機器のリモコンで全てを操作したい人
- やっぱり時々は地上波の番組も見たい人
すべての人におすすめできるわけではありませんが、あなたの視聴スタイルにハマれば、これ以上ないほどコストパフォーマンスの高い選択肢になります。この記事が、あなたのテレビ選びの参考になれば幸いです。